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永遠のデザイン:ウィッシュボーンチェア

永遠のデザイン:ウィッシュボーンチェア

ンス J ウェグナーは、20世紀の家具デザインの立役者の一人と広く認知されています。ウェグナーが1949年にデザインした軽くて座り心地の良い、魅力的なダイニングチェアは、のちにデンマークでもっとも人気のあるダイニングチェアの一つとなりました。特徴的なY字型の背もたれをもつウィッシュボーンチェア(通称Yチェアとしても知られています)は、シンプルなデザインとクリーンなラインを誇る、職人技術の賜物です。

ウェグナーは中国の明椅子(Ming Chair)に腰掛けたデンマーク人商人の肖像画にインスピレーションを受け、1944年から一連の椅子のデザインを始めました。コペンハーゲンのデザイン学校(現在デのンマーク王立芸術アカデミー)を卒業した3年後に、ウェグナーは自分のデザイン事務所を開設しました。

彼の作品はデンマークの家具メーカー、カール・ハンセン&サンの目に留まりました。CH24のモデル番号でも知られるウィッシュボーンチェアの軽い彫刻的な外観は、当時一般的だった重厚な椅子を補完するデザインとして、まさにカール・ハンセン&サンが求めていたものでした。

時代を問わない外観と雰囲気に加え、ウィッシュボーンチェアの制作には職人技が大きな役割を担っています。カール・ハンセン&サンでは1950年以来この椅子を作り続けています。特に120メートル以上のペーパーコードを使用する座面の制作には熟練職人でも約1時間を要します。ウィッシュボーンチェアは無垢の堅木とペーパーコードが材料であるにもかかわらず楽々と持ち運ぶことができ、堅木材が安定感を高めています。

ウィッシュボーンチェアは100工程以上の手作業を経て生産されています。さらに、スチームによる曲げ木加工は、木工を知り尽くした完璧な職人技が必要で、この椅子の生産の難易度が高いとされる理由の一つです。

ウェグナーは、完璧な椅子を創るために、デザイン、素材、機能性に大胆な表現を使うことを恐れませんでした。また彼は色彩にも強い思い入れがありました。ゆえにウィッシュボーンチェアは25色で展開され、オイルフィニッシュとソープフィニッシュから選ぶことができます。

from danish.tm

カール・ハンセン&サンのブランドの詳しい情報は、下記リンクからもご覧いただけます。

http://denmarkdesign.jp/wp/brand/carl-hansen-son/

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Wishbone1

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