家具のデザインは、私たちの日常生活に深く根ざしています。人がそれを自覚しているかどうかに関わらず、家具は私たちを包み、私たちが仕事をしたり、眠ったり、食事をしたり、くつろいだりする空間や、体が接触する表面を創造し定義しています。デンマークの家具デザイナーにとって、持続可能性は非常に重要なエレメントです。
デンマークの家具メーカーWe Do Woodは、製品の実用性とビジュアルの両方に力を注いでいます。もっとも重視しているのは、家具の持続可能性を高める方法を追求し続けることです。We Do Woodの言葉によれば、環境保護は広義でモダン・デザインに新たな次元を与えているのです。
We Do Woodは家具の材料として、世界でもっとも持続可能な自然素材の一つである孟宗竹(モウソウチク)を選びました。孟宗竹は成長が速く、人間による木材の消費や森林伐採のペースについていけるという特徴に目をつけたのです。
持続可能な素材の使用に加え、We Do Wood は室内の環境を改善するために接着剤の使用量を削減しています。こうしたソリューションの明らかな効果に加え、良い家具は捨てられにくく、余分な家具の材料を節約するという利点もあります。We Do Woodの家具は丈夫で長く使い続けられる製品です。
We Do Woodの持続可能なデザインの好例はノマドチェアです。この椅子は、伝説的なローキーチェア(Roorkhee chair)に着想を得たものです。ローキーチェアはもともとインドに駐留する英国軍将校のために作られた椅子で、のちにコーア・クリントをはじめとする北欧のデザイナーがリメイクしています。ノマドチェアは、2015年5月から6月にかけての6週間、クラウドファンディングのKickstarter.comを通じて販売された限定版からスタートしました。当然ながら、ノマドチェアの部品は旋盤加工した竹でできています。
http://www.wedowood.dk
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