今年のミラノの家具見本市で、デンマークのLivingRoomパビリオンを訪れた方は、BoConceptブランドの洗練されたラウンジ家具を目にされたことでしょう。実は展示品は“BoConcept Business”をコンセプトとした未発売の最新シリーズで、契約市場に的を絞って開発された期待の商品でした。5月中旬、このコンセプトは世界各地に展開する同社のフランチャイズ・ディーラーを通じて発表されました。
家具の契約市場を概観すると、BoConcept Businessの照準に入るインテリアプロジェクトは10%ほどです。BoConcept Businessのディレクターを務めるPer Nielsen氏は、「この家具は、特にレストランやカフェのラウンジやウェイティングエリア、また企業の本社などに適しています。長期滞在向けのホテルアパートにも、非常に興味深いニッチな市場があると考えています。ホテルアパートは世界の主要都市で急成長中の市場」と分析しています。
イギリスや日本など一部の国では、既にBoConceptのディーラーが契約市場向け家具の供給を始めています。またデンマークでは、ビルンにあるModulex社の会議室やラウンジを含めたインテリアデザイン・プロジェクトに参加しています。
Nielsen氏によると、契約市場に特化してデザインされたBoConceptの家具第1号が始動。Torinoと呼ばれる会議室テーブルで、様々な配置で使用することが可能です。
from danishfurniture.dk