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永遠のデザイン:コロナチェア

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永遠のデザイン:コロナチェア

今は亡きデンマークのデザイナー、Poul M. Voltherがデザインしたコロナチェアは、長年アイコンとして崇拝され、成功を収めてきました。1964年に発売されたこの椅子は、今なおデンマークの家具ブランドErik Jørgensenによって生産され続けています。

Poul M. Voltherは1923年に生まれ、木製家具職人としての訓練を積んだのちにデンマーク美術工芸学校(現在のデンマーク王立芸術アカデミー、デザイン学部)で勉強を続けました。Voltherはスカンジナビアの機能主義的な伝統に強く根ざした作品を多く創り、なかでもコロナチェアはデンマーク国内外のデザインシーンでもっとも注目された傑作の一つです。

皆既日食で太陽の周りに見える光の環(コロナ)のように、シンプルで特徴的なデザインのコロナチェア。実は、Voltherがこの椅子のデザインを完成させた夜に皆既日食の様子が放映されたことが、この名前のインスピレーションとなりました。この椅子をデザインした1964年当時、彼は人体からも着想を得ており、軽やかな外観と、背骨のような強さを兼ね備えたデザインが生み出されました。

Joint Danish Consumers’ Association(デンマークの消費者団体)の製図室で働いたあと、VoltherはDanish Design School(現在のデンマーク王立芸術アカデミー、デザイン学部)で教職を得ました。ここで彼は形状に対する確かな感覚や、品質や機能性に関する厳しい要求を生徒たちに教え、何百人もの未来のデザイナーたちに影響を与えました。

コロナチェアの誕生50周年にあたる2014年、Erik Jørgensenはこの椅子のアニバーサリー・モデルを発売しました。アニバーサリー・モデルは植物性のタンニンでなめしたブランデー色の皮を張ったクッション部と、アイコン化されているスチール製のフレームで構成されています。Voltherのサイン入りで、期間限定で販売されました。

現在のコロナチェアはクッション部に成形ポリウレタンフォームを使い、脚はマットクロームのスプリングスチールです。またErik Jørgensenはコロナチェアに合わせ、Poul M. Voltherがデザインしたコロナフットスツールと、コロナテーブルも生産しています。

from www.danish.tm

 

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