ブランドについて
PP Møbler(PP モブラー)社は、高品質デザイン家具を製造する伝統ある小さな家具工房です。この伝統は1953年に工房を始めてから現在に至るまで、ずっと守られてきました。現在、PP Møbler社はHans J.Wegner(ハンス・J・ウェグナー)の作品を最も多く製造している工房となっています。
天然の製造資源としての木材に愛情を持ち敬意を払う工房の姿から、環境に対する意識が、自然と工房の持つ価値観の一部になっていることをお分りいただけることでしょう。
お問い合わせ先
- Address〒141-0022 東京都品川区東五反田5-25-19 東京デザインセンター6F
- Phone03-5789-2885
- Emailtokyo@scandinavian.jp
- Websitehttp://www.scandinavian.co.jp
営業時間
- 月10:00-18:00
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Products
ハンス J ウェグナーによる最後のデザインとなったpp58/68チェア。40年以上に渡り機能性と美しさを追求し続け、生涯で500種類以上ものチェアを手掛けたウェグナーの、集大成とも言えるダイニングチェアです。その快適さは、何時間でも座り続けられてしまうほど。 背もたれとアームは、最上級の座り心地が得られるよう人間工学的にデザインされています。
http://www.pp.dk/index.php?page=collection&cat=1&id=18
ウェグナーが自邸の為にデザインしたダイニングチェアー。1965年のデザイン当初、食卓に腕が伸びやすいようにと、テーブルの天板とアーム部を同じ高さ にデザインしました。ウェグナーの作品の中でも数少ないスチール脚のデザインです。とても軽い印象ですが、座り心地がよく、とても丈夫で4脚までスタッキ ングが可能です。
ケネディ元大統領が選挙活動時、ニクソン氏とテレビと討論で使用し、当時腰に悩みのあったケネディ氏が、快適に背中が支えられ、楽だったことから「ザ チェア(これぞ椅子の中の椅子」と呼んだことから、「ザチェア」と呼ばれるようになったチェア。
1975年にウェグナーがPP Møblerのためにデザインしたテーブル。このテーブルはスタンダードサイズとして126cm, 140cm, 154cmの3タイプの大きさがあり、伸長板とサポーティングピラーを付けることが可能です。またお客様のお好みに合わせて特注も可能です。
ウェグナーは彼のデザインしたいくつかのチェアに合うようにとこのPP70をデザインしました。とりあえず、PP52, PP62, PP201, PP203に合うようにとデザインされましたが、他のチェアにもぴったり合い、PP58とPP68にもパーフェクトにマッチします。
1955年、ウェグナーがデザインしたクロスレッグドテーブルは、その名の通り脚が交差している為邪魔にならず、椅子の配置や収納がし易いデザイン。無垢の天板には幕板がない為、すっきりとしたデザインを楽しむことができます。
このテーブルはウェグナーによってPP Møblerのために1982年にデザインされました。このPP75は面白い作品で、特にフレームはウェグナーが“トライアングル”に魅せられたことが明らかに分かる興味深い部分です。“トライアングル”はシンプルかつ、構造上非常に強い形で、橋のように長く大きい建築物にもよく見られます。しかしここでウェグナーは特徴的な変化を見せ たのです。PP75の脚は4つのトライアングルの壁で中心のピラミッドを囲むようにし、そのトライアングルはさらにスチール部分にも用いられそれぞれの脚 を支えるようになっています。構造原理、常識、そして少なからず象徴的でないものがPP75にある抽象的なものを構成しているといえるでしょう。このようにして、無垢の天板はピラミッドの上でバランスをとっているのです。
PP MøblerはこのイージーチェアをPP Møbler 創立50周年記念として、2003年に復刻させました。このチェアはもともとウェグナーがAPファニチャー社のために1951年デザインしたものです。1953年末にはすでにPP Møblerはベアチェアのフレームのサブ・サプライヤーとして製造をはじめ、その後、ウェグナーの多くのプロトタイプの改良に協力をしてきました。他のウェグナーデザインのチェアと同様にベアチェアもその遊び心あふれる、自然体のデザインから何か動物界を表しているかのように見えます。そして、名前 もある記者がこのチェアに関して“アーム部分がまるで後ろから抱きしめる熊の手のようだ”と表現したことからつけられました。ウェグナーはまた、このベア チェアにあわせたフットスツールPP120もデザインしています。
無垢のアッシュ、シート、ハリヤード貼りの背部とヘッドレストから構成されたこのロッキングチェアは、1984年にPP Møblerにて製造が開始されました。ウェグナーの作品にはアメリカのシェーカースタイルからのインスピレーションを感じられることが多くありますが、このロッキングチェアの外見はその方向をとても鮮明に映し出しています。このチェアはウェグナーがアイディア、形、機能、そしてクラフトマンシップあふれる仕事のそれぞれにあるクオリティに焦点を当ててデザインしたことをよくあらわしています。このpp124はウェグナーと職人との会話を特徴づけるものですし、時代、スタイルやその他の延長上にあるものがデザインを左右していることを表しています。コミュニケーションとクオリティは少なからず重要な部分を占めているのです。
1986年にPP Møblerは、ウェグナーが工房の為にデザインしたこの注目すべきチェアの生産を始めました。フラッグハリヤードチェアのように、このサークルチェアには歴史的背景もなければ、彼のほかの作品にも見られるものではありません。このチェアによって、ウェグナーが常に情熱を継続できていて、また長いキャリアにもかかわらず刷新的な能力を持っていたことがお分かりいただけるでしょう。このチェアは、ウェグナーの広いコレクションのなかで無垢のアッシュとフラッグハリヤードが要素となっています。このサークルチェアの製造にあたっては、スネーカーマスターのソーアン・ホルスト・ペダーセンと職人ヘンリー・フィスカーが円形を作り出す特別な機械を開発したことで、ウェグナー自身が木材では不可能であると思っていたことを可能にしたのです。
このチェアを復活生産させたことで、PP Møblerは2002年にインテリア雑誌Bo Bedreのクラシック・アワードを受賞しました。その特徴的なデザインもさながら、基礎に木材を使用する従来のウェグナーのモデルとは違った作品です。このチェアでウェグナーはル・コルビジェ、ミース・ファン・デル・ローエ、マルセル・ブロイヤーといったモダニズムの先駆者に敬意を表すとともに、彼自身もフレームにクロームスチールを使用したデザインをマスターしていることを証明したのです。そのようなパフォーマンスがあったとはいえ、これはウェグナーの作品には変わりありません。チェアの平面にはハリヤードを使用、その上に敷かれたシープスキンがスチールの工業的なイメージを和らげ、快適な座り心地をつくりあげています。しかしながら、このデザインの背後にも美術史からの観点を超えるものがあります。ウェグナーはこのチェアの座面部のデザインアイデアをオーフスでの休暇のときに思いつきました。家族で長期間、浜辺に足を運び、その砂の中に体をうずめることで座面部の形を研究したのです。こんな秘話からもウェグナーの頭には常に仕事があったこと、また遊び心が彼のデザインの中心に存在していることがお分かりいただけるでしょう。
ウェグナーの作品の中にはユーモアが重要な役目を果たしていることがしばしありますが、このバレットチェアもその兆候が分かりやすく出ている作品です。こ のチェアは建築学教授のスティーン・アイラー・ラスムセン、デザイナーであるボー・ボイエセンと就寝時の衣服をいかに効率的に整頓するかという長期にわた る話し合いの後に、ヨハネス・ハンセン社のために1943年デザインされたものです。この話し合いの影響で、ウェグナーは遊び心ある彫刻的なデザインに多様な機能を持ち合わせたバレットチェアをデザインしたのです。背部はスリムな胴体にハンガーを乗せたようなデザイン、そして座面には収納スペースを設けました。オリジナルは4本脚でしたがウェグナーは納得できず、さらに開発を進めました。その重い印象を3本脚にすることによって解決しました。これにより機能を削ることなく軽く、遊び心あふれるままのチェアを完成するに至ったのです。PP Møblerは1982年にこの3本脚バージョンの製造を引き継ぎました。
初めてフィン・ユールがこのチェアを見たときに、その特徴的な背部から即座にぴったりな名前を付けられたピーコックチェア。ポストモダン時代のデザインに近い作品ながら、ヨハネス・ハンセン社にて1947年に製造が開始されていました。しかしながら、このチェアは華やかな外見に重点をおいたものではありませんでした。むしろ華やかなデザインの桟をあしらったその大きく湾曲した背部は人間工学的な美を表現していたのです。孔雀の羽根を彷彿とさせる平らな部分は、肩甲骨のあたりがチェアの背部と重なるよう位置されています。ウェグナーのデザインにとっては稀ではないことですが、このピーコックチェアもクラシカルなウィンザースタイルをもとにした歴史