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バング&オルフセンの舞台裏

バング&オルフセンの舞台裏

バング&オルフセンはデンマークのもっとも有名なブランドの一つで、デザインとテクノロジーの融合で知られています。ピーター・バングと スヴェン・オルフセンによって1925年に設立されたこのオーディオ・テレビメーカーは、確固たる哲学に則ったデザインの伝統を誇っています。今回の記事では、同社のブランド、デザイン、マーケティング部門の責任者であるマリー・クリスティン・シュミット氏が、バング&オルフセンブランドについての質問に答えます。

バング&オルフセンのデザイン哲学について教えてください

「デザインは、製品とそれに関わる体験全体が対象である」とバング&オルフセンは考えています。デザインと機能が表現する強い存在理由をもつ製品を作ることを目指しています。

私たちはデザインの言語を話し、デザインの哲学を生きています。職人技術、360度どこから見ても美しいデザイン、細部へのこだわり等もその一例です。素材の加工には完璧を期しています。お客様が直感的に操作できるシステムであることも重要です。このことがビジュアル面でもテクノロジーの面でも、私たちに特別な体験をもたらしてくれます。テクノロジーとデザインの対話が不可欠なのです。

バング&オルフセンのデザインが特別であるのはなぜですか

バング&オルフセンには、クリエイティブで才能あふれる世界トップクラスのエンジニアがいます。社内のデザインチームとエンジニアチームのコラボレーションが魔法を生みだします。バング&オルフセンは基本的にデザインを原動力とする会社です。それが私たちのDNAです。

サブブランド“B&O PLAY”を作った背景は

独立型のオリジナル製品をそろえたサブブランドを作りたいと思いました。新しい層にバング&オルフセンを知っていただき、将来的にはバング&オルフセンの顧客になってもらいたいと考えています。B&O PLAYとバング&オルフセンの基本理念は同じです。バング&オルフセンが比較的大型の製品を作っているのに対し、B&O PLAYは小型の独立した製品が中心で、その大半は持ち運びが可能です。

バング&オルフセンブランドを維持することに、どのような責任を感じますか

重大な責任を感じています。そして、この仕事に取り組めることに感謝しています。歴史、デザイン言語、そして職人技術がバング&オルフセンの土台であり、これを継続することが重要です。一方、世界の変化を理解することも大切です。私たちは90年間続くブランドを守り、設立当初からの基本理念を体現していかなければなりません。同時に、常に前進し、時代性を失わないことも必要です。

バング&オルフセンのデザインを4語で表現するとしたら

Like no one else(他の誰とも似ていない)です。

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Photo & text: © DanishTM

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