プロダクトのデザインに不可欠なユーザーさんとのダイアローグ / Importance of dialogue with users for designing products つい先日まで開催されていた国際的なウィンタースポーツの大会で、日本や世界各国のアスリートが活躍される姿をご覧になっていた方々も多くいらっしゃったかと思います。昨年、東京で開催された大会の聖火ランナーのお一人に、デンマークのVilhelm Hertz(ヴィルヘルム・ハーツ)という工房が作った松葉杖を使用して聖火を繋がれた方がいらっしゃいました。Vilhelm Hertz(ヴィルヘルム・ハーツ)の杖は、愛着を持って長く使うことを意識して、職人の手によってひとつひとつ丁寧に作られています。福祉用具にも美しさをと、その人にあったサイズを提供するために、カスタムオーダーでデンマークの工房で一つ一つ丁寧に...
クリストファー・ハーランx駐日デンマーク大使館 「Enriched Simplicity」特別インタビュー/ Christoffer Harlang x Royal Danish Embassy Tokyo: “Enriched Simplicity” special interview [日本語] この度、駐日デンマーク大使館が主催した展示会「Enriched Simplicity」について、デンマーク出身の建築家であるクリストファー・ハーラン氏の想いを聞きました。 1.デンマークの建築家が日本に興味を持ち始めたのはいつ頃からですか? 最初にデンマークの建築家の心に日本の影響が届いてから現在に至るまで日本からインスピレーションを得てきましたが、中でも1950年代ほど日本から強く影響を受けたことはありませんでした。そして興味深いことに、近年またその影響がとても強くなっています。今日、活躍しているデンマークの建築家とデザイナーは、新たなインスピレーションを求めて日本に目を向けてい...
「エアーパビリオン2020」のクリエーター加藤 比呂史氏インタビュー / Kato Hiroshi: The Creator of the “Air Pavilion 2020” 加藤 比呂史氏は、日本とヨーロッパで活躍する日本の建築家です。彼は日本の藤本壮介建築設計事務所とコペンハーゲンのCOBE建築設計事務所のもとでプロの経験を積んでいます。駐日デンマーク大使館は、只今開催中のサマーパビリオンにて、加藤氏と共にプロジェクトを行うことができました。 このパビリオンでは、複数に渡るデンマークの輸出促進イベントを開催しております。これに関連して大使館では、デンマークと日本の建築の間に存在する影響についての加藤氏が持つ考えや、今回のパビリオンの背景にある彼自身のインスピレーションを共有することで、加藤氏と協力することができました。彼は今回のプロジェクトを「エアパビ...
コペンハーゲン在住の日本人建築家、勝目雅裕インタビュー / Interview with Copenhagen-based Japanese architect Masahiro Katsume コペンハーゲンにある設計事務所 Schmidt Hammer Lassen Architects(シュミット・ハマー・ラッセン・アーキテクツ)が、福岡県が実施するJR博多駅東のコンペティションに、JR九州、福岡地所、(株)麻生の企業グループのデザインアーキテクトとして参加し、これをを勝ち取りしました。同事務所のアソシエイトパートナーを務める勝目雅裕氏がインタビュ-に応えます。 Schmidt Hammer Lassen Architects in Copenhagen, as a design architect of the team composed with JR Kyushu, Fuk...
デンマークのインテリアデザイナー、Mette Fredskildインタビュー / Interview with Danish interior designer Mette Fredskild on her Japanese influence デンマークのインテリアデザイナー、Mette Fredskild氏が日本から受けて来たの影響についてのインタビュー Mette Fredskild氏はデンマーク出身の建築家兼インテリアデザイナーです。彼女は日本で経験を得たのち、2006年からは自身のインテリアデザイン会社の代表を務めています。日本に滞在中は、建築家・山下雪慶氏のもとで経験を積み、東京工科大学で学んだ後、さらにCesar Pelli Architects & Associates (東京)に勤務しました。 彼女のインテリアデザインの作品は、デンマークをはじめ、北欧諸国、ドイツ、スペインでも体験することができます。 Met...
デンマークと日本のデザインデュオ ‐猪田恭子とニルス・スヴェイェ インタビュー / Kyoko Inoda and Nils Sveje on their design inspiration, influences and partnership デンマークと日本のデザインデュオ ‐猪田恭子とニルス・スヴェイェが家具デザインのインスピレーション、影響力、パートナーシップについて語る 「The architect and design duo」は2000年にINODA + SVEJEを設立。2013年には、ミラノにスタジオを備えた家具ショールームを開設しました。彼らの製造パートナーの中には日本の宮崎椅子製作所があります。 パートナーシップは、伝統的な家具製作者として、また現代のCNC(コンピュータ数値制御)を利用した木工ができる人を見つけたいという願望から始まりました。 この度、駐日デンマーク王国大使館は、INODA + SVEJEのパー...
デザインスタジオOEO特別インタビュー / Interview with OEO “OEO has brought new life to craftsmanship in Japan” デザインスタジオOEO特別インタビュー コペンハーゲンに拠点を置き、日本でも多数活躍するデザインスタジオOEO STUDIOの共同設立者兼クリエイティブ・ディレクターのトーマス・リッケが、今回デンマーク大使館との特別インタビューに応じてくれました。 OEOは、GubiやStarbucks Reserveとのコラボレーション等で実績のあるデザインスタジオで、共同設立者のアンマリー・ブエマンと共に日本市場でも活躍の場を広げていいます。レストランINUAの空間デザインや、京都の伝統工芸品メーカーと6社と手を組み立ち上げた、ジャパン・ハンドメイド(Japan handmade)というブランドについて等...
KONTRAPUNKTボー・リンネマン特別インタビュー / Interview with Bo Linnemann, Executive Design Director & Founding Partner in KONTRAPUNKT コペンハーゲンと東京にオフィスを持ち、業界のリーダーから小規模なスタートアップまで、何百もの企業が自社ブランドの方向性を見つけ、本質を捉えたブランド変革を構築するのを支援してきたデンマークのブランドエージェンシーKontrapunkt。そのExecutive Design Director兼共同設立者であり、Kontrapunkt Japanの会長でもあるボー・リンネマンは昨年、デンマークを代表するデザイナー、アルネ・ヤコブセンのが亡くなるまでの20晩年間、働き、住んだ家に移り住みました。今回その家を会場に、特別インタビューに応じてくれました。 長年デンマークと日本のプロジェクトに数多く携わっ...