June | 2015 | Denmark Design デンマークデザインナビ

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フリッツ・ハンセン

創業から143年。フリッツ・ハンセンのこれまでの歴史を象徴的に表すのが「Republic of Fritz Hansen」という私達のブランドです。若い家具職人がたった一人で始めた小さな工房が、デザイナーや建築家をはじめとしたデザインコミュニティの中で確固たる地位を築くまでの軌跡。そのあゆみには、既成概念に捉われず、物事の本質と原点を見失うことなく物づくりに取り組み、そのコレクションに常に新しい息吹を吹き込んできたフリッツ・ハンセン社の姿勢が表れています。フリッツ・ハンセン社の歴史は「Republic of Fritz Hansen」のアイテムが、一流とされる建築家やデザイナーによるものであり、いつの時代においても美しいインテリアに欠かせないものとして認められてきたことを物語っています。そして現在、個性と独自性を表現したいと願う国際的な企業や、都市に生活する人々のアイデンティティの一部として「Republic of Fritz Hansen」から送り出される家具は定着しつつあります。「Republic of Fritz Hansen」が創り出す家具同様、一人の先見の明のある家具職人から始まったフリッツ・ハンセン社の歴史は実にユニークなものであり、このデザイン哲学は、現在も時代をリ...

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ファーニチャー & 全国取扱ショップ

eva-solo / エバソロ

eva-solo社は1939年にErik Mangorにより創設されたEVA-DENMARK社にルーツを持ちます。1997年にEVA-DENMARKの1ブランドとしてスタートしたeva-soloはキッチンツールを中心に手がけCafé-soloやFridge Calafeなど代表作を生み、2010年にはeva-solo社と会社の名前を変えるほどの成功を収めました。そのデザインの多くを手がけるのがClaus JensednとHenrik HolbaekによるデザインデュオToolsです。例えば液だれしないよう計算された注ぎ口の構造、置いた時に滑りにくいよう波打った加工の底面など彼らは使い手に配慮しながらもモダンなデザインを生み出し続けています。また彼らはデザインのみならず、ネーミングや企画、グラフィックデザインまで手がけ、統一された世界観を演出しています。数々の賞を受賞しているeva-soloはキッチンのみならず、ガーデンやアウトドアにも範囲を広げ革新的な製品を生み出していきます。

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キッチン・テーブルウェア & 全国取扱ショップ

デンマークのアップサイクリング

「リサイクル」は、誰もが知っている言葉でしょう。ご存知の通り、素材を再利用して廃棄物を削減するという意味です。さらに最近では、リサイクルを進化させた「アップサイクル」というコンセプトが生まれています。リサイクルの過程で、製品は少しずつ価値を落としていきます。アップサイクルは、製品に新たな使い道を与え、最終的な品質や、環境価値を高める方法です。素材を分解せず、そのままの状態で使うことがポイントです。以下のビデオは、デンマーク企業「BASTARD」がケーブルを巻くスプールをコーヒーテーブルにリメイクし、新たな価値を与える様子を紹介しています。 (Japanese subtitles available)

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デンマークのアート、デザイン、建築におけるジャポニズム

デンマークと日本のデザインのスタイルは、それぞれ個性的でかけ離れている印象がありますが、両者の距離は意外に近いのです。「ジャポニズム」のコンセプトは新しいものではありません。ジャポニズムとは、日本のアート、ファッションや美学が西洋文化に与えた影響を意味します。19世紀に渓斎英泉や歌川広重の浮世絵を模写したファン・ゴッホの絵は、芸術界のジャポニズムの例として誰もが知るところでしょう。 19世紀後半から末にかけて、デンマークのアーティストやデザイナーたちも日本から影響を受け、デンマーク独自の芸術表現に取り入れました。この伝統は今も残り、進化を続けています。20世紀に入り、デンマークはモダニズムを確立してデザイン大国と呼ばれるようになりました。デンマーク人は、この称号を大切にし、誇りをもっています。デンマークがデザイン大国へと成長した経緯を語るうえで、ジャポニズムから受けた多大な影響は、欠かすことのできない重要な要素だと言われています。デンマークの作家ミリヤム・ゲルファー・ヨーゲンセンは2013年の著書「Influences from Japan in Danish Art and Design（デンマークのアートとデザインにおける日本の影響）」のなかで、デ...

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アメリカで存在感を増すデンマークの建築会社”BIG”のデザイン

デンマークの建築事務所Bjarke Ingels Group (BIG) がニューヨーク市の２ワールドトレードセンターのデザインを任されることになりました。センターのデザインは、まさにBIGのデザインの特徴である”二面性”を表すものと言えるでしょう。付近にはまったく異なる地区、ファイナンシャル・ディストリクトとTriBeCa(トライベッカ)がありますが、このような周囲の環境を反映し、マンハッタンの方からはスレンダーなタワーに、TriBeCaからはグリーンテラス付きのブロック状の建物に見えるようデザインされています。またクリエイティブなビジネスにより焦点を当て、新しいスタジオや編集室などを創設する予定です。２ワールドトレードセンターのデザインを紹介したビデオ(英語) はこちらをご覧ください。https://vimeo.com/130206124 すでにBIGはアメリカで大きな存在感を示しています。グーグル本社、ワシントンDCのスミソニアン大学のキャンパス、またマンハッタンの再開発も担当。2012年にハリケーンのサンディがマンハッタンを直撃しましたが、今後起こりうるこのような自然災害から市民を護ると同時に、レクリエーションが可能なデザインを創り上げています。ちなみにBIGはデンマ...

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デンマークデザイン at Interior Lifestyle Tokyo 2015

今年で25年目を迎えるインテリアの国際見本市「インテリアライフスタイル」が6月10～12日に東京ビッグサイトで開催されました。800社以上が参加し、Fritz Hansen（フリッツ・ハンセン）、Kähler（ケーラー）、Eva Solo （エバ・ソロ）、Stelton（ステルトン）などデンマークデザインも数多く出品しました。以下インテリアライフスタイルに出展のその他のデンマークデザインブランドです。 Anne Black（アンヌブラック） Aspegren Denmark（アスペルゲンデンマーク） Dykon（デュコン） DESIGN LETTERS & Friends（デザインレターズ） Elvang Denmark （エルバンデンマーク） essey（エッセイ） Holmegaard（ホルムガード） Jacob Jensen （ヤコブ・イェンセン） Kay Bojesen（カイボイセン） Leander（リエンダー） Linie Design（リニエデザイン） Lisbet Friis（リズベット・フリース） MADE BY HAND（メイドバイハンド） MENU（メニュー） NORRMADE（ノルマード） Pap...

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人々の憩う公共スペース

カナダの雑誌「スペーシング」は、最近コペンハーゲンを訪れた印象を次のように記しています：デンマークの首都コペンハーゲンを歩いて最も印象に残ったのは、人々が集い、憩うことのできる公共スペースを作ろうという市の熱意ある取り組みでした。街のいたるところに広場があり、市民が憩い、都市生活を楽しんでいるのです。コペンハーゲン市の公共スペースの興味深い特徴は、ちょっとした広場が多くの人に利用されているということです。これは、北米でよく見られる大規模で本格的に整備されたスペースとは対照的です。デンマークの公共スペースが成功している理由は何でしょうか？私たちは次のように考えました： 1.　気軽に利用できる魅力的な公共スペース利用者にとって、こうした広場の大きな魅力は、居心地がよく、静かで、そこで時間を過ごしたいと思える場所である点でしょう。広い空間の中でも人の大きさや存在が感じられるように設計されています。また、従来の形式にとらわれないコペンハーゲンの小さな広場が際だって静かであることも、人が集まる理由でしょう。 2.　食べ物が居場所をつくる多くの広場には、何かしらのレストランやカフェがあります。食べものや飲みものは誰にとっても必要ですから、飲食施設は規模にかかわらず人を呼び、そこに滞在...

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