“フローラ ダニカ”は1790年にロシアの女帝エカテリーナ2世への贈り物として制作が開始されました。この計画はエカテリーナ2世の死によって中断されましたが、そのときに制作された“フローラ ダニカ”は現在、コペンハーゲンのローゼンボーグ城に国宝として展示されています。
“フローラ ダニカ”は「デンマークの植物」という意味の同名の植物図鑑をもとに細部やその寸法に至るまで原画に忠実に一筆一筆ハンドペイントで絵付けをしていきます。そして、熟練した職人の手によって金彩が施され、豪華さを極めた世界でも類まれなるディナーサービスとなります。