モーエンセンが初代FDBモブラー代表を辞める際に、モーエンセンの親友でもあるハンス・J・ウェグナーに推挙され2代目代表の大役についたのがポール・M・ヴォルタです。
ハンス・オルセンの工房でも修行をしていた家具職人で、家具製作に非常に長けていました。
三本の丸みを帯びた笠木から構成される背は非常に独創的で、美しさと安定した座り心地を与えてくれます。
ヴォルタがFDBモブラーから独立した後に生み出す彼の代表作コロナチェアはこの流れを汲んでおり、ヴォルタらしさが非常に出ている作品です。
今回FDBモブラーの商品の中で唯一、座面が木部のものとファブリック、レザーとをお選び頂けるようになっており、ダイニングシーンの主軸となる位置づけでリリースされています。
ファブリックはKvadrat,Danish Art Weavingと並び、評価されているGabrielのBreeze Fusion。
ウールを88%の素材ですので、冬暖かく夏涼しい。抗菌作用がありますので清潔でにおいが出にくくなっています。またその中でも重金属を100%含まず、耐摩耗性10万マーティンの最高グレードのファブリックとなっています。
レザーは牛のフルグレインレザー。革の表面で一番外側の部分、体毛を取り除いただけの天然皮革です。自然なまま、傷などを隠さず、磨いたり、スムースにしたりしないものを使用してます。
最高品質の繊維組織から成っており、耐久性が高いのが特徴です。
ファブリック、レザー共に最高級の仕様となっており、木部の仕上がり、デザインにひけを取らないものとなっています。